桜学館のご案内/桜学館概要
2005年6月1日に、児童心理治療施設「桜学館」を、岐阜県関市に開設しました。
当施設は、岐阜県で初めての施設です。
子ども達が親元を離れ職員とともに生活をする場合(入所)と、親元から施設に通う場合(通所)の受け入れをしています。
「桜学館」の大きな特徴は単に生活する施設ではなく、心理治療も受けられる施設であり、敷地内に学校(地域の学校の分級)があります。
治療について
「桜学館」には、いろいろな役割を持ったスタッフがいます。それぞれのスタッフが、お互いのつながりを意識しながら連携をとり、病院や学校にはない「家族モデル」を念頭においた関わりをもちながら治療を行う治療施設です。
治療の内容としては、主として、以下の二方向からすすめていきます。
心理治療
担当のセラピストと個別に面接をします。一緒に遊んだり、いろいろな話をしたりしながら、自分らしさを取り戻し、成長していく援助をします。
生活治療
毎日の基本的な生活習慣と規則正しい生活を大切にし、ひとり立ちをしていくために必要なさまざまな課題が身につくようにお手伝いしていきます。
学校の特徴
児童の個性を尊重しながら、情緒の安定と学力の伸長を図ります。また、社会生活に必要な基礎的な能力を身につけ、たくましく生きようとする児童生徒を育成します。
学習では、通常学校のカリキュラムを基本として、教材や教え方に工夫を凝らし、それぞれの子どもの習熟度に合わせて、小グループまたは個別によるきめの細かい支援をします。また、仲間とふれあいながら楽しく活動できる体験的な学習も行います。
施設概要
心理治療も受けられる施設であり、敷地内に学校(地域の学校の分級)があります。
情短棟
緑豊かな自然に囲まれた環境の中で過ごせます。
定員 | 入所48人、通所10人 |
構成 | 1ユニット12人×4 [風ユニット・虹ユニット・光ユニット・空ユニット] |
部屋 | 居室:4人部屋×2室、2人部屋×1室 個室:2室 食堂、デイルーム、キッチン、浴室、洗面、トイレ |
施設概要 | 会議室、心理療法室、心理検査室、プレイルーム・観察室・相談室、工作室、医務室、静養室、家族室、面会室,事務室、施設長室、宿直室 |
学習棟
地域の学校の分級です。
定員 | 教48人 |
構成 | 複式学級 |
教職員 | 生徒8人に1名 |
教室 | 一般教室×6、コンピユータ室、作業室、図書室 |
社会福祉法人岐阜県共同募金会様から配分金をいただき、桜学館グラウンドに防球ネットを設置しました。子供たちはグラウンドからボールが飛び出すことを気にすることなく、元気良く遊んでおります。
施設についてお尋ねになりたいことや、その他ご相談はお問い合せください。
桜学館へのお申し込みは、お近くの子ども相談センターにご連絡ください。