先輩の声
山田ともえ(平成23年4月入職)
入職はいつでしたか?
平成23年3月に短大を卒業し、桜友会に就職しました。
栄養士の資格も持っていますね。
子どもの頃はパティシエになりたいと思っていたので夢をかなえるため、栄養のこと食物に関することを勉強してきました。

女の子らしい夢ですね、ケーキ屋さんになりたかったのですか?
小学校高学年の頃、公民館で月に2回ほど高齢の方との交流会があり、よく参加をしていました。喫茶やケーキを食べながらの会話がとても楽しく、おしゃれなケーキ屋さんではなく、井戸端会議ができる感じのお店を開くことが将来の夢になりました。
高校は家政科を選んで食物の勉強やバイオテクノロジーの研究が楽しく、実験などを通して栄養のことにますます興味がわきました。
高校卒業後の進路を決める時も迷わず食物栄養科を選びました。
栄養士としての就職は考えなかったのですか?
栄養士として病院に就職という選択も考えました。ですが病院勤務だと厨房の中に入ったままで利用者さんや患者さんとの交流は皆無なことがわかり、私の思い描いていた働く場所はここなのかな?と悩んでいました。
そんなときに短大の卒業実習で市内の介護施設に1週間行ったんです。1週間のうちの最終日は利用者様の昼食に係わる業務を担当し、充実した時間を過ごしました。お味噌汁の具を切ったり本当に簡単な調理は利用者様と一緒にできたんです。
笑顔でありがとうと言って下さることも励みになり、迷わず介護士を選びました。
山田さんの運命を変えた体験でしたね。不安はありませんでしたか。
介護に関する資格が何もない不安はありました。ですが入職当時の上司や先輩から丁寧に指導していただき、また不安を笑顔で乗り越えるコツも教わりました。また新人の私を何気ない会話で励ましてくれたのは利用者さんでしたし、不安よりも何より楽しく仕事が学べました。
栄養士への転職を考えることはありませんか?
お惣菜バイキングをできたらいいなあとか、車椅子の利用者様にも参加できるクッキングレクを増やしたいなあとか、やりたいことがいっぱいあって転職なんて考えたこともありません。栄養学を学んだ介護士としてこの施設でもっともっと利用者様が笑顔になれる時間を作りたいと思っています。食事中に利用者様の笑顔が見られると子供のころの夢がかなった気がするんです。給食委員会を通して私の夢をもっと実現できるように提案していきます。
夢がひろがりますね、今後の目標は?
平成28年度は中堅介護職員育成研修に参加しています。
介護の勉強も更なるレベルアップをめざしてがんばります。